コンタクトレンズの種類
コンタクトレンズを、何となく利用するのではなく、コンタクトレンズに関する基礎的な知識を身につけておいても、損はないですよね。
というわけで、このページでは、コンタクトレンズの種類について説明します。
コンタクトレンズは、素材によって、ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの2種類に分類されます。
ハードコンタクトレンズは、さらに、酸素非透過性ハードコンタクトレンズと酸素透過性ハードコンタクトレンズに分類できますが、ハードコンタクトレンズの多くは、酸素透過性ハードコンタクトレンズの事なので、ここでは説明を割愛させていただきます。
ソフトコンタクトレンズは、さらに、交換頻度から見て、従来型、定期交換型、頻回交換型、ディスポーザブル型(使い捨て)の4つのソフトコンタクトレンズに分類されます。
この4つのタイプのコンタクトレンズについて、さらに詳しく紹介します。
◆従来型のソフトコンタクトレンズとは
従来型のソフトコンタクトレンズとは、コンタクトレンズの寿命が来るまで、ずっと使い続けるソフトコンタクトレンズのことです。一般的に、一番よく利用されているコンタクトレンズです。
従来型のソフトコンタクトレンズは、ハードコンタクトレンズと比較すると、使い心地がいいので、よく利用されていますが、その反面、メンテナンスが面倒で、コンタクトレンズの寿命も短いというデメリットもあります。
◆定期交換型のソフトコンタクトレンズとは
定期交換型のソフトコンタクトレンズとは、1〜3ヶ月で、定期的に、レンズを交換するソフトコンタクトレンズのことです。
定期交換型のソフトコンタクトレンズは、定期的に交換するので、従来型のソフトコンタクトレンズとは、素材が違うと思われるかもしれませんが、ほとんどの定期交換型のソフトコンタクトレンズは、従来型のソフトコンタクトレンズと同じ素材です。
なぜ、同じ素材でありながら、定期的に交換するのかというと、レンズに汚れがつく前に、新しいレンズに換えて、安全性を向上させるためです。
ただ、定期交換型ソフトコンタクトレンズは、定期的に使い捨てるものの、コンタクトのケアが必要です。
◆頻回交換型のソフトコンタクトレンズとは
頻回交換型のソフトコンタクトレンズとは、最長2週間で、新しいレンズと交換するソフトコンタクトレンズのことです。ほとんどの頻回交換型のソフトコンタクトレンズの素材は、ディスポーザブルソフトコンタクトレンズと同じなので、酸素透過性は優れていますが、汚れが付着しやすく、それ故に、頻繁の交換を要するのです。
頻繁に換えるので、じわじわ、累積されていくタンパク質の除去は必要ないですが、コンタクトのケアは必要です。
◆使い捨てのディスポーザブル型とは
使い捨てのディスポーザブル型とは、レンズを使い捨てるソフトコンタクトレンズのことで、1日交換型と、1週間交換型があります。一般的に「使い捨てコンタクトレンズ」と言われています。
1日交換型のディスポーザブルソフトコンタクトレンズは、朝、装着して、ベッドに入るまでに、はずして捨てます。つまり、その名の通り、1日でレンズを交換するコンタクトレンズのことです。なので、レンズは、ほとんど汚れなく、最も安全なコンタクトとされています。ただ、毎日、交換するため、費用がかかるという欠点もあります。
1週間で交換するディスポーザブルソフトコンタクトレンズのうち、連続装用できるものは、コンタクトレンズをつけたら、最も長くて6晩まで連続装用ができます。コンタクトレンズをはずしたら捨てます。
連続装用すればするほど、眼にとっては異物であるレンズが入ったままなので、眼の障害の発生率は増えます。