介護関係の用語集(ナ行)

ナイトケア
夜間の介護が困難な寝たきり老人、認知症の人などを、特別養護老人ホーム などに夜間だけ入所させて介護する制度のこと。

認知症
一度獲得した知能が、後天的に脳や身体疾患を原因として慢性的に低下を きたした状態で、社会生活、家庭生活に影響を及ぼす状態。認知症をきたす 疾患としては、アルツハイマー型が40数パーセントと最も多く、これに 脳血管性型が30数パーセントとなる。認知症の約10%に、ホルモン異常や うつ病、中毒、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫といった早期に治療すれば 治る可能性のある可逆性のものが含まれている。以前は痴呆症と呼ばれていた。

二次判定
介護が必要な度合いについて、介護認定審査会がくだす最終的な判断のこと。 コンピュータによる一次判定のデータを用意された要介護度ごとの事例と 照らし合わせ、主治医による意見書や一次判定に利用された調査票も参考に しながら最終的な判断を行う。この結果が要介護認定として申請者本人に 通知され、それをもとに具体的なケアプランの作成が行われる。

認定調査員(訪問調査員)
要介護認定が申請されたあと、介護を希望する本人やその家族と対面して 心身状態や生活環境を詳しく聞き、調査票を作成する。 市区町村職員やケアマネージャーが調査する場合が多い。

(文責:太井彦治:介護関係の仕事に従事。執筆・取材も受けています。)


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