口臭の原因

口臭がする「原因」は何なのでしょうか。
まず、疑われるのが「自臭症」です。自臭症とは「自分の息が臭い」と思い込む症状のことです。これは、実際に、臭いがするわけではありませんので、何も治療する必要はありません。
自臭症ではない場合、口臭の原因は、代表的なものに、歯科的な問題、口腔内乾燥、内科の問題があります。具体的には、以下です。

1.口の中に問題があるとき
2.常に、口腔内乾燥が起こるとき
3.内科的に問題があるとき

なお、舌苔が口臭の原因だと考えている人もいるようですが、過剰な舌苔は口臭の原因になりますが、それ以外では、口臭の原因ではありません。また、舌苔は、何か原因があって、付くものなので、原因をなくさないと、いくらとっても再び付くことを繰り返します。
というわけで、口臭対策に、舌苔を取る人がいますが、舌を傷つけることが多いので、酷い舌苔以外は取らない方が無難です。

以下にて、1〜3のそれぞれの詳細を解説していきます。

口臭の原因1〜口の中に問題があるとき


歯槽膿漏、歯周病、虫歯など、歯や歯茎に問題があるとき、口臭がすることがあります。歯や歯茎の病気は、本人は気がつかないまま悪化して、口臭がし出したら、かなり重症になっていることがありますので、口のケアをしても、口臭が治まらない場合は、歯科医にいくといいでしょう。

口臭の原因2〜常に、口腔内乾燥が起こるとき


口の中が乾燥すると、口臭が発生します。口の中が渇く原因は、いくつか考えられますが、代表的な例を紹介すると「緊張しているとき」「口で息をする癖がついているとき」があります。緊張すると、のどがカラカラになると思いますが、それだけ唾液の分泌が抑えられている証拠です。唾液の分泌が抑えられれば、その分、口臭がします。また、口で息をする癖がついていれば、同じく、口の中は乾燥します。乾燥すれば、その分、口臭がします。

口臭の原因3〜内科的に問題があるとき


たとえば、胃のピロリ菌が口臭に影響を及ぼすこともあります。内科的な問題は、医者に行かないとわかりませんので、口のケアをしても、臭いがする場合は、歯科医で、口の中に問題がないことを確かめた後(もしくは、同時に)、内科にも行くといいでしょう。

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